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トップメッセージ

人々が安心して暮らせる
豊かな地域社会をつくるために

私たちが暮らす日本列島は長い年月をかけて、複雑な地質と山地の多い地形となりました。国土の約75%が火山地や丘陵地を含む山地で占められています。また、南北に長く、様々な気候区分に属しており、地域によって大きな違いが見られます。風光明媚な景観に恵まれ、四季の移ろいは明瞭、変化に富んだ気象条件となっています。多様な自然環境が私たちの生活にさまざまな恩恵を与えてくれています。

その一方で、111の活火山があり、地殻変動が激しく、地震や火山噴火の脅威にさらされてきました。近年では東日本大震災をはじめとする大規模な地震災害が全国各地で発生しています。さらに地球温暖化の影響を受け、集中豪雨や台風に度々見舞われ、洪水や土砂災害なども多発し、未曽有の大災害も発生しています。

また、高度経済成長期に整備された社会資本も、およそ50年を経て土木構造物は老朽化しており、その機能を将来にわたって適切に発揮できるよう持続可能なインフラメンテナンスが必要となってきています。さらに世界でも類を見ないほど急激な少子高齢化が加速しており、その傾向は地方ほど顕著です。

このような社会背景のもとで、快適で安心・安全な暮らしを支えるために、新しい施設や環境を作ること、既存の施設を維持管理すること=社会資本整備が私たちの仕事です。地域の方々を自然災害から守るための防災・減災、環境保全への配慮も重要なテーマです。

時代のニーズの一端を担い、さまざまな分野の技術者が発注者の技術パートナーとなることが求められます。キタックには、地盤工学分野、地質工学分野、環境分野、土木工学分野の技術者が多く在籍しております。これらの専門技術者が連携しプロジェクトを組むことにより、多様なニーズに柔軟に対応できることが最大の強みです。

2023年2月1日、キタックはおかげさまで創業50周年を迎えました。1973年以来、半世紀に渡り「優れた技術を社会に提供し、社会の発展に寄与することを使命とする。」という企業理念に基づき、 “今”の暮らしを支えてまいりました。「私たちは100年後、200年後の日本社会の礎を築いている」という信念を持ち、より一層日々の業務に取り組んでまいります。

創業60周年に向けて「キタいを超える、未来をツクる。」と題し、全役職員が一丸となり、時代の先を見越した価値を創出し、持続可能な社会形成に向けて地域とともに発展しつづけられる企業へと進化・深化してまいります。

2023年2月1日

代表取締役社長 中山正子