調査技術

地下空洞調査

地下空洞調査

現在では、用地や環境・景観などの問題で、構造物の設置を地上に求められない場合が増え、多くの構造物が地下に設置されています。

地上からは、見た目に確認できない構造物が増えていくにつれ、突然の陥没などの事故を引き起こす地下空洞もまた増えています。空洞は、地下を掘削したり 構造物を埋めたりする過程で埋め戻しが充分でなかった場合や、地下にある構造物の劣化や破損によって生じます。

また、地上に見える構造物についても、たとえば河川の護岸構造物や斜面の地すべり防止構造物などと、それらの背面にある土砂との間に空洞が発生することもあります。

もちろん、空洞が発生することによって構造物の安全性・安定性は小さくなり、放置しておけば空洞が徐々に拡大して、土被りや地上の重みに耐えられずに陥 没事故に発展する可能性があります。事故が発生すると、たとえば水道管・ガス管などであればライフラインの寸断をまねき、長期に社会全体に大きく影響する ことは免れず、最悪の場合には人命が奪われることにもなりかねません。復旧にも、多くの時間や費用を要すると考えられます。

ですから、定期的に地下構造物の空洞の状況を把握し、大きな事故が発生する前に予防的な対策を実施することによって、みなさんの安全を守り、さらに構造物の寿命を延ばすことも可能です。

手順

空洞調査の手順

一例(海岸護岸)

海岸護岸に発生した空洞
海岸護岸に発生した空洞
地下レーダーによる探査画面
地下レーダーによる探査画面
探査による空洞想定図
探査による空洞想定図
空洞撮影
小型カメラによる空洞撮影
空洞調査結果のまとめ
空洞調査結果のまとめ

空洞探査技術の紹介

 探査機から地下に向かって電磁波を発信し、反射してきた電磁波を解析します。短時間で広範囲を調べられ空洞の大きさを容易に推定できる反面、比較的浅い深度(3~5mまで)の探査に適しています。  レーリ波探査は、レーダ探査よりも深い箇所(10~15m)まで調べることができます。

地中レーダー探査概念図
地中レーダー探査概念図
レーダー画像例

これは空洞箇所が確認されたレーダー画像例です。通常、深さ方向は反射波の到達時間(nsec)で表示されます。空洞部は強い反射を示します。

実績

  • 水力発電
  • 下水処理施設
  • トンネル
  • 海岸護岸