設計技術

急傾斜地すべり防止計画・設計

急傾斜地すべり防止計画・設計

地すべり地などで土砂災害が発生すると、その影響が長期にわたることが多く、復旧には多大な費用と時間を要するなど、社会活動全般に大きなダメージを与えます。

また、土砂災害における土砂の移動するエネルギーは極めて大きく、貴重な財産である家屋や道路などを破壊するだけでなく、最悪の場合は人命を奪うこともあります。

ですから、土砂災害の発生を未然に防ぐ、あるいは発生した土砂災害の影響を最小限度に食い止める、といった対策を行うことは極めて重要であり、安全で安心できる社会の形成を実現する手段となります。

一般的には、

抑制工
土砂災害を誘因する、地形や地下水状況などを変化させて安定性を高める、予防的な工法。
抑止工に比べて経済的となることが多い。
抑止工
構造物の設置により土砂の移動そのものを抑えこむ工法。
速効性があり、工期や用地、環境の問題に対して、抑制工より優位となることが多い。

弊社のある新潟県は豊かで美しい自然環境に恵まれる一方で、県内の大部分の地域で脆弱な地質構造が分布していることや豪雪地域であることなどから、降雨期や融雪期になると毎年のように各地で土砂災害が発生しています。

この新潟県での土砂災害の防止や対策に携わることで、豊富な地すべり防止の実績を有しています。

※防止計画や対策工計画に当たっては、

  • 現地状況の調査・踏査。
  • 地質調査による地質構造の把握。
  • 土砂移動の機構解明。
  • 生態系等の自然環境への配慮。
  • 景観への配慮。
  • 施工時のコスト低減。
  • 維持管理の容易さ。

などを検討することが大切です。

地すべり移動土塊に対して、アンカーによる抑止工を施して土砂崩壊を防止した例

施工前
施工前
計画平面図・標準横断図
計画平面図・標準横断図
完成写真
完成写真